純生CHRONICLE3

リネ2クラシック グランカインに漂う ひとつまみの浮き草たち 【2020年8月31日 完結】

走れ!純生!

純生「シープよ。遠路はるばる、こんなルウンくんだりまで申し訳なかった」


シープ「いえ、純生様の仰せとあらば、我らはどこへでも馳せ参ずるばかりでございます」


純「まあ、そう畏まるな。フランクにいこう。
そういや、先日、あのスミナにちょっかいを出されたそうだが?」



シ「ああああ!! あ、あれは、その・・・!(ド赤面)



純「ま、まあ、ワタシが聞いても赤面する話なのだが・・・ 全くあいつは際限ないな」


シ「あ、あいすいません・・・!




純「で、な・・・


 今回はエルフとヒューマンの身体の違いについて理解を深めたい、のだが・・・




シ「ふええええ!!! な、な、なんですって!?





純「こ、こら、そんなに興奮するんじゃない! 今回はエロスは一切なしだ。
足の速さについてのことなのだ」


シ「はっ! そ、それは失礼致しました・・・! 足・・・ですか?」


純「ふむ。ワタシの勝手な思い込みなのかもだが、エルフとは足が速く、小気味よく立ち回る種族だと思っている」


シ「はい、確かに素早いイメージはありますね。しかもこのひよこセットはさらにその傾向が色濃く・・・」


純「そうなのだ。しかしながらワタシが着ている青重セットも同じく移動速度+7の効果がある。これを着ている限りはその差は生じない」


シ「純生様の青重はSTR+3ですが、DEXは-2されますね?」


純「いや、DEXは何やら係数やら計算式やらがあって最終的に移動速度への影響はゼロではないようのだが、ワタシにはよく分からん」
(※脚注:一応DEXが高いほど移動速度も高くなる、という理解でいいようですが、DEXの数値がいくつか変動した程度では、移動速度は体感できるほどの変化は生じない、ということのようです)



シ「なるほど。わたくしの移動速度は169ですね。ウインドウォーク込みですが」


純「ああ、ワタシにもウインドウォークをくれ。 ・・・となると172か。
ファイターとメイジの差も相まって、むしろワタシの方が足が速いぐらいなのだな」


シ「ほぼ同じような数値ですが、これでも差が出るものでしょうか?」


純「それはもうやってみるしかあるまい。
ちょっと見づらいが、あのアデナラインまでの100m走、ってことで」





純「では、ワタシからやってみよう」









純「なんと。やはりワタシが勝ってしまうのか。エルフ=足速い、というのは「常に」ではないということになりそうだ」


シ「そのようですね」


純「ま、しかしこれもウインドウォークがあってのこと。グラにとって辻WWというのは嬉しいものなのだ」


シ「グラディエーターにはソニックブームというスキルがありますよね」


純「ソニックムーブ、だ。ワタシは待ちガイルではない!(おもむろに大パンチ)」




シ「(裏拳を入れられて) ぐはっ!! わたくしとしたことが一世一代の誤爆を・・・!」


純「レイド間の移動に使うぐらいのスキルなのだが、ふむ、移動速度40アップか。
ワタシの普段の移動速度が139だから、それが179になるわけか」


シ「ウインドウォークLv2をもらうより足が速くなるのですね、素晴らしい!」


純「とはいえ、30秒しか持続しないし、維持するには2段溜めをキープし続けなければならぬ。長距離の移動には向いていないな・・・  うん?」




シ「なにか・・・ 良からぬことを・・・ 思いつきましたか?」




純「さすがはシープ、ご明察。付き合いが長いのも考えモノだな、ははっ」


シ「(ドキドキ・・・) で、一体、何を思いついたのでありましょうか・・・?」




純「WWなしグラ純生 vs 斥候エルフのシープ
  チキチキフルマラソン対決~~!!」
どんどんどん ぱふぱふ



シ「え・・・? フルマラソンですか・・・? い、一体どこへ?」




純「シュチュッチュギャルド城、いや、シュチュッツガルド城の村だ。
あー、きゃりーぱみゅぱみゅクラスの言いにくさだわー」


シ「うっ! これはまたひときわ遠いですね!!」


純「ある程度距離がないと際立った結果が出ないであろう。それにこの道中は高低差もあるし、気候もバラエティに富んでいる。そして何より、Mobが一切居ない」


シ「なるほど! 確かにMobがいないので面倒はないですね。わたくしも安心です」



純「では、ここからスタートし、シュチュ城村の門をくぐったところでゴールとしよう。
シープはWWを適時更新してよし。ワタシはWWやPOT、他のバフもなしでソニックムーブだけを更新しながら進んでいく。
未実装扱いなのでマップデータは表示されないので、この古書のルートを覚えていこう。

クラシックなのでこの古書どおりに道があるわけでは必ずしもない」



純「念のため。以前くもりさんがこの辺りを探検した際とは後半のルートを変えている。理由はいずれ説明する」



シ「わかりました。遭難しないように頑張ります・・・」



純「では、まずシープからスタートしてくれ。ワタシは数分後に追いかける。シープの匂いを頼りにな。追いついたら・・・食べちゃうよ?誰も見てないし❤ ふははは!」


シ「(ぞぞぞぞぞわわわ) は、はひっ! が、頑張って逃げ切りますです!」









純「さあ、行ってみようか! 無事完走せよ!」


シ「純生様もお気をつけて!」


純「うむ! では、いざ、尋常に!  スターーート!!


「ハアッ!!」




(続く)

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