真・禍の渦中

2020/05/19 22:10

ようやく事態が落ち着いてきましたので書きますが、
この数日、本当に禍の渦中におりました。

ワタシの父がクレジットカードの番号を盗まれ、悪用されてしまった、という件です。

実家の父のPCの動きが徐々に悪くなってきた、ということにあったようなんですが、本人曰く「ちょうどたまたま」PCの動きを改善するためのアプリ、とやらが降りてきて、ｘｘｘ件の異常があります！とかドギツイ表現のメッセージを画面に表示しはじめたんだそうな。
何が何だか状況が分からなくなって、そこに書いてあった番号に電話をかけてしまったらしく、その後は言われるがままにクレジットカードの番号を教えてそのアプリの使用料を払ってしまったらしいのです。
本人も何か引っかかってはいたものの、その日は特にそれ以上の動きがなかったので忘れていたそう。

しかし、数日後。
いつまで経っても消えないそのアプリの画面、そして、Amazonから身に覚えのない「ギフト券を購入しました」の通知メールがどえらい件数届くに至り、それで「これは何だろう？？」とワタシに連絡してきた、というわけ。
当然ワタシは一発で「あ、こいつ、やっちまったわ・・」と気づき、落胆したのでした。

ワタシがその連絡を受けたのが木曜の夕暮れ。
ひとまず父にはPCの電源を落とせ、もうその業者とは一切やり取りするな、とクギを指しました。
もう消費者センター的なところは営業していない時間帯だったので、ためらわず110番へ通報しました。生まれて初めての110番通報っすよ＾＾
そこから「地元の警察に届け出るように」との指示をもらい、教えてもらった番号に電話。警官と必要事項をやり取りした後、警察から父へ直接聴取してもらうこととし、ワタシは父のクレジットカードを止める準備に奔走しました。
父との電話でのやりとりだけではカード発行会社がどこだかよく分からず、だったのです。
その後カードの発行元を確定でき、すぐに父にそこへ電話させて、カードを停止させました。これでこれ以上の被害が出るのは食い止められたでしょう、ふう。
（※カード会社の速報によると、被害額は13万円ほどらしいです。まあ警察に届けているので多少は保証が受けられるはず）

さて、次に再発を防止しなければなりません。
父のPCにはよろしくないものが仕組まれているはずなので、父からPCを取り上げて、（そのままではWifiに繋がらない)ワタシの家に持ち込んで調査しました。
まあ、予想はしてましたが、何の仕事もしなさそうなインチキくさいアプリと、PCを遠隔操作するためのアプリが自動起動するよう仕込まれていました。
おそらくは「PCの動きを悪くする何か」も仕組まれているのでしょう。

「こんなところに隠したってワタシの目は欺けんぞ！！」とか嬉々としながら一つ一つ問題を潰していきましたが、その「PCの動きを悪くしている何か」については結局特定できませんでした。Win7からWin10へ自動バージョンアップして２年以上使っていたPCなのでホントに老朽化して動きが悪くなっていたのかもしれません。
それ以上の調査はメンドウなのでWindowsのクリーンインストールに踏み切ることにしました。

父がどんなアプリを使っていたか、どんな手段でメールを送受信していたか、ドキュメントフォルダにデータがあるかなどを調べ、データをバックアップするための外付けSSDドライブを買ってきました。
老人の所業なので仕方がありませんが、ドキュメント内のフォルダAのなかにフォルダA自身とフォルダBのコピーが丸々入っているなど、誤ドラッグ＆ドロップの痕跡が至る所に数多くあり、それをまた嬉々としながらマージ・削除していくワタシなのでしたｗ
こういうのもゲームだと思って楽しむことにしてます。

なんだかんだで土・日は完全にこの作業に潰れ、月曜には父にPCを引き渡し、さらに実家のWifi環境を間違いがないように改善すべく、CATV屋に掛け合ってもっと出力の強いWifiルーターを導入させる段取りをつけ・・・　と我ながらフルスイングで対応できたのではないかと自惚れております。